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第4回講義まとめ(1) 

2009.1.21に行われた、TRCライブラリー・アカデミー
『インターネット時代のライブラリアン』 第4回講義の記録(1)です。

【1】スペシャルゲスト

 岡本さんが Next-L  http://www.next-l.jp/
 でご一緒されている
  林賢紀さん(農林水産研究情報センター)
  田辺浩介さん(東京工科大学図書館)
 

 にお越し頂き、討議でお話を伺うことができました。

 これからの図書館情報システムがどうあるべきかを、
 最先端で考えていらしゃるお二人にお会いできて
 すごく刺激になり、また勉強になりました。

 受講生のために遠路お越し頂いた林さん、田辺さん、
 お呼びして下さった岡本さん、ありがとうございました。

【2】事例紹介

◆岡本さんが「全国公共図書館サービス部門研究集会・
 近畿公共図書館協議会研究集会」で講演するため、
 1/15-16に「奈良県立図書情報館」を訪問した感想について


≪奈良県立図書情報館の特徴≫

 ・広くて新しい綺麗な建物。でも最寄り駅からバスで20分・・・。
   →ほとんどの来館者は車を利用するのでしょうか。
     バス5台、普通車300台分の駐車場があるそうです!

 ・集客力がかなり高いらしく、入場制限される場合あり!
   →岡本さんは初めて聞いたとの事。受講者たちもビックリ。

≪奈良県立図書情報館の工夫≫

 ・図書館関係者の館内見学会等の実施を、館内各所へ掲示して
  来館者にお知らせし、ご理解とご協力を願っている。

   →勝手に実施してお客様に不審・不便な思いをさせる館が多い、
     との岡本さんの弁・・・確かに。私の勤務館もぜひ見習わねば。

 ・ホテル日光奈良と連携し、お勧め本リストを客室に置いて、
  ルームサービスで本を借りられるようになっている。
  また最下部に図書館情報を載せて来館PRもしている。

   →これってすごいですよね!やっぱり外に出て色んな方々と
    連携することで、新しい図書館サービスが生み出せるんだなぁ!

 ・イベントに「せんと君」を呼んで集客力アップを図っている。  

【3】WEB上の作法
  ごく初歩的な事ながら、できていないので気を付けること!
   ・メッセージ投稿の際は、最初に名乗る
   ・メッセージの最後に署名を付ける
   ・URLを書いたら必ずリンクを貼る


【4】受講生のブログについて

 ・今回の講座は図書館改革の関係者から注目頂いている。
  始めたばかりののブログが、こんなに沢山の方に見て貰えるのは、
  ARGのブログで紹介されたからである。

   →自分の記事を読んで頂くのは嬉しく、気が引き締まりますし、
    その機会を与えて下さった岡本さんに感謝しています。
    せっかくの機会を無駄にしないよう、今後も更新していきたいです。

 ・山中湖情報創造館長 丸山高弘氏の2009.1.18付ブログ
  「丸山高弘の日々是電網」 http://maru3.exblog.jp/
  で言及して頂いた。
  
   →丸山さん曰く「すべての人類(人々)が培ってきた全ての叡智を
    カタログ化し、それをオンラインでパブリックにアクセスできるもの」
    ・・・すごく素敵なシステム像だと思います!
    大学では初代館長・小林是網先生の授業を受けていて、魅力ある
    素晴らしい図書館だと思っていたので、言及頂いた嬉しさ倍増です。

 ・カレント・アウェアネス  http://current.ndl.go.jp/
  を運営されている方(お名前を控え忘れて申し訳ありません)も
  受講生各人のブログを熟読して下さっている。
  もっと更新頻度を高くすべきとのご意見があった。

   →受講をきっかけに、カレントアウェアネスにアクセスするように
    なりました。情報の多さと速さがとても有り難く、勉強になります。
    更新頻度・・・頑張らねば!
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私の考える理想のOPAC 

ライブラリアカデミーの課題3として、
理想のOPACについて自分の考えをまとめてみます!



先進的な色々なOPACを試用し、たくさんの参考になる文献を読み、
先に課題1~3を完了された皆さんのブログを拝見したことは、
本当に有意義で、すごく勉強になりました。
現行のOPACシステムに甘んじ、その使い辛さにも慣れてしまっていた
今までの私にとって、まさに「目からウロコ」の課題でした。

次世代OPACに求められているものとしての理想像は
『情報管理』Vol.51(2008) No.7 独立行政法人科学技術振興機構
掲載の「次世代OPACの可能性―その特徴と導入への課題」
(工藤 絵理子,片岡 真)
http://www.jstage.jst.go.jp/article/johokanri/51/7/480/_pdf/-char/ja/
に非常に分かりやすく書かれてありますが、

●絞込み・関連検索ができる 
●書誌情報に加え、表紙イメージ、所蔵情報、貸出状況が表示され、
  資料のレコードが一目で分かる。
●詳細書誌表示、所蔵情報表示とそれらの情報出力機能がある
●スペルチェック・サジェスト機能がある
●検索結果に対する絞込み機能がある
●適合度によるソート機能がある
●利用者参加型でRSS対応である
●リソースの統合による統合検索機能がある


私としても、これらは今後のOPACにぜひ導入したいですし、
どれも必要な機能だと思います。
また、受講生仲間の皆さんも理想像として言及されていらっしゃいますね。

そこで、以上の部分を踏まえた上で、少し違った観点をプラスして、
下記のように理想のOPAC像を描いてみました。

【 私の理想 ― My Opac! 】

WEBを使用する事業者の各種サイトでは、
●文字の大きさ  
●背景や色 
●どの部分にどんなオプションを付けるか
●有料で内容充実と、無料で内容限定どちらを選ぶか・・・などなど、
ユーザーの様々な希望や要望が反映できるようになっています。

それならば、図書館だってシステム上問題がなければ、
画面がみんなバラバラでもいいんじゃないでしょうか?

例えば、Yahooのトップ画面だって基本のままの人もいれば、
My Yahooで設定している人もいますよね。
図書館でも、この方式を導入したいのです。名づけてMy Opac!

まずはOPAC基本パックとして全員にベースとなるシステムを
提供し、以後は利用する各人が一番使いやすいシステムに
カスタマイズしてもらいます。
基本パックはぜひ文字が大きく、内容や色が見やすい、
アクセシビリティに配慮したものにし、現行のOPACに慣れた方が
逆に不便にならないよう、単純で分かりやすいシステムが理想です。

館内OPACだって画面統一の必要はありません。端末の前で利用者
カードをなぞったらMy OPACに飛べれば便利ですね。
未登録の方は、基本パックが開くようにすれば問題ないと思います。
また、業務上支障がなければ、職員もIDカードごとにMyOPACを設定し、
自分の担当業務処理やレファレンスでよく使うサイト・データベースを
トップ画面に表示できれば便利ではないでしょうか。
  
利用者の皆さんは、誰かの書評を参考にしたり、貸出ランキングを
常に見たければ、そのツールをトップ画面に置いておけばいいし、
邪魔な機能はいらないと思えば基本パックを使えばいいのです。
今でもOPACでキーボード入力かタッチパネルかを選べる図書館は
結構ありますが、誰がどちらを使っても自由なのと同じですね。

検索システムはランキング機能を導入したGoogle式検索窓を基本
パックに乗せるのが一番分かりやすいと思いますが、不便でも以前の
システムが使いやすい方のために、選べるようにしておきたいです。

WEB2.0は「みんなに使いやすい・みんなに分かりやすい」
という部分が肝だと思うのですが、
それは結局「私にとって使いやすい・分かりやすい」だと思います。
1人1人要望も好みも違って、それがいいのだという事をOPACに反映し、
私専用を皆さんにそれぞれ作ってもらう方式が一番理想です。

新しいOPACの模索に関する文献リスト 

新しいOPACの模索に関する文献リストとして、
以下の資料を検索しました。
あまり古い情報だと、書かれた時の状況と全く違っている可能性が
ありますので、2006年以降の情報のみ収集しています。

先ほどWEB上に公開されているものは全て読み終わり、
雑誌については『図書館雑誌』と『現代の図書館』を読みました。
図書及び『情報の科学と技術』と『情報管理』は残念ながら、
入手が間に合いませんでしたが、後日ぜひ読んでみたいと思います。

やはり文献を読むと目が開かれ、
至らないなりにも知識として身につきますね!
自分なりの次世代OPACへの考えも少し固まりました。


※上記をアップした後に、このブログを読んで下さった方から
 コメントで教えて頂き、『情報の科学と技術』 Vol. 58(2008)No.6
 及び 『情報管理』記事を、WEB上で読む事ができました!
 とても有り難かったですし、ブログとは何と便利な情報交換の場
 だろうかと、実感できました。



◆ 図 書 ◆

『RFIDシステムの大規模図書館への適用に関する実証的研究』
2006、有川節夫・九州大学、有川節夫

『公開シンポジウム記録「デジタル時代における図書館の変革-課題と展望」』
2006、国立国会図書館

『学術情報流通と大学図書館』
2007、日本図書館情報学会研究委員会、勉誠出版


◆ 雑 誌 ◆

『情報の科学と技術』 社団法人情報科学技術協会
  http://www.infosta.or.jp/journal/journal.html

Vol. 58 (2008), No.12  
 ・特集=「ファインダビリティ向上」
 ・次世代OPACを巡る動向:その機能と日本での展開(久保山 健)
  http://www.infosta.or.jp/journal/200812j.html#5

Vol. 58 (2008), No.9
 ・書誌コントロールの将来をめぐる論点:LCのWG報告書とわが国での検討状況から(渡邊 隆弘)
  http://ci.nii.ac.jp/cinii/servlet/QuotDisp?LOCALID=ART0008799537&DB=NELS&USELANG=jp

Vol. 58 (2008), №.6 
 ・ウェブのユーザビリティ調査事例-ピッツバーグ大学(グッド 長橋 広行)
  http://nels.nii.ac.jp/els/110006684489.pdf;jsessionid=3720620B7E77D0DB7F911926F01B61F6?id=ART0008710990&type=pdf&lang=jp&host=cinii&order_no=&ppv_type=0&lang_sw=&no=1232557207&cp=


『情報管理』 独立行政法人科学技術振興機構
  http://johokanri.jp/

Vol. 49 (2006) , No. 1
 ・RSS(RDF Site Summary)を活用した新たな図書館サービスの展開―OPAC2.0へ向けて―(林 賢紀 宮坂 和孝)
  http://www.jstage.jst.go.jp/article/johokanri/49/1/11/_pdf/-char/ja/

Vol. 51 (2008) , No. 3
 ・オープンアクセスコンテンツを活用する電子リソース検索:実践女子大学図書館が提供するOPACと横断検索(伊藤 民雄)
  http://www.jstage.jst.go.jp/article/johokanri/51/3/51_174/_article/-char/ja

Vol.51(2008) No.7
 ・次世代OPACの可能性―その特徴と導入への課題―(工藤 絵理子,片岡 真)
  http://www.jstage.jst.go.jp/article/johokanri/51/7/480/_pdf/-char/ja/

Vol. 51 (2008) , No. 10
 ・北米の大学図書館におけるWeb2.0以後の変化 情報リテラシーに与えた影響(野口 契子)
  http://www.jstage.jst.go.jp/article/johokanri/51/10/733/_pdf/-char/ja/


『図書館雑誌』日本図書館協会
  http://wwwsoc.nii.ac.jp/jla/zasshi2008.html

2008年5月号(Vol.102 No.5)
 ・シリーズ 図書館システム管理の現場から 7
   図書館システムについて一緒に考えてみませんか-Project Next-Lへの誘い(原田 隆史)

2008年6月号(Vol.102 No.6)
 ・シリーズ 図書館システム管理の現場から 8  
   海外で開発される図書館向けオープンソース・ソフトウェア-統合型図書館管理システム・OPAC編(田辺 浩介)

2008年7月号(Vol.102 No.7)
 ・シリーズ 図書館システム管理の現場から 9
  日本で開発される図書館向けオープンソース・ソフトウェア-Project Next-L編(田辺 浩介)

2008年8月号(Vol.102 No.8)
 ・シリーズ 図書館システム管理の現場から 10
   変貌するOPAC-「目録検索サービス」を超えて(林 賢紀)

『現代の図書館』Vol.44 No.2(2006.6)
 http://www.jla.or.jp/publish/bindex.html 

 ・図書館とオープンソース・ソフトウェア(原田 隆史、江藤 正己)


◆ブログ・HP◆

【Current Awareness Portal】運営者:国立国会図書館 関西館

「国大図協、『今後の図書館システムの方向性について』を発表」2007.8.2
 http://current.ndl.go.jp/node/6260

「オープンソースの次世代OPAC開発プロジェクト"XC"、2009年7月までにソフトウェア公開予定と発表」2008.10.20                  
 http://current.ndl.go.jp/node/9111

「エディンバラ大学図書館、次世代OPAC"AquaBrowser"を使った新OPACを公開」2008.12.3
 http://current.ndl.go.jp/node/9622

「オックスフォード大学図書館、次世代OPAC"Primo"を使った新OPACを公開」2008.12.3
 http://current.ndl.go.jp/node/9621

「次世代OPACプロジェクト“XC”の概要・最新動向のプレゼンテーション資料」2009.1.7
 http://current.ndl.go.jp/node/9976

「次世代OPACプロジェクト“XC”におけるメタデータ用XMLスキーマ、メタデータ用ツールに関するレポート」2009.1.16
 http://current.ndl.go.jp/node/11389
 
 
【日本図書館研究会・情報組織化(旧・整理技術)研究グループ】

「Web2.0と図書館目録の将来:OPACの進化を中心に」2007.11
 http://www.tezuka-gu.ac.jp/public/seiken/meeting/2007/200711.html

「図書館目録の将来設計」2007.12
 http://www.tezuka-gu.ac.jp/public/seiken/meeting/2007/200711.html

「図書館目録の将来設計(続)(まとめ)-「次世代OPAC」への移行とこれからの目録情報」2008.12
 http://www.tezuka-gu.ac.jp/public/seiken/meeting/2008/200812.html


【Liner Note】運営者:同志社大学生 leva(リバ)氏
 
「次世代OPACってなんだろう:Making OPAC 2.0」 2008.5.29
 http://note.openvista.jp/2008/what-is-next-generation-opac/

「あるべきOPACのビジョンを決める:Making OPAC 2.0」 2008.9.21
 http://note.openvista.jp/2008/new-opac-vision/

「図書館OPACにおける蔵書検索結果の構造化・視覚化について:Making OPAC 2.0」 2008.11.28
 http://note.openvista.jp/2008/opac-search-visualization/

「検索語に関する本だけでなく、検索語のテーマそのものもわかるOPACへ:Making OPAC 2.0」 2008.11.28   http://note.openvista.jp/2008/support-theme-mapping-on-opac/


【次世代OPAC 導入事例リンク集】運営者:大阪大学図書館 久保山 健 氏
 http://dwsv.library.osaka-u.ac.jp/pitt_report/pitt200803ngc.html


【京都大学図書館機構・ハーバード日記】筆者:京都大学附属図書館 江上 敏哲 氏
「42. 次世代OPACへ向けて-Discovery and Metadata Coordinating Committee」2008.3.28
 http://www.kulib.kyoto-u.ac.jp/modules/wordpress/index.php?p=70 


【MOON GIFT】運営者:オープンソース情報サイトMOONGIFT
 
「次世代型OPAC Scriblio 」
 http://www.moongift.jp/2007/10/scriblio/


◆ネット上にアップされたPDFファイル◆

「農学情報資源システムAGROPEDIAの構築と次世代型OPACの開発」2006.8(推定)
作成者:農林水産省農林水産技術会議事務局筑波事務所研究情報課 林 賢紀
 http://eprints3.math.sci.hokudai.ac.jp/1600/1/rims060905hayashi.pdf

「OPAC2.0」
作成者:農林水産省農林水産技術会議事務局筑波事務所研究情報課 林 賢紀
 http://cse.cc.affrc.go.jp/tzhaya/Daitoken/daitoken_OPAC20.pdf

その他いろいろな検索ができるOPAC 

ライブラリーアカデミーの課題1として、
その他いろいろな検索ができるOPACの中から
「想Imagine Book Search」を試用してみました。
 http://imagine.bookmap.info/imagine


◆トップ画面の印象◆
  機能の概要を知らずにたどり着いたら、きっと使えないと思う。
 一見、サイトの紹介ページのようだが、各サイトのバナーに見える
 部分をクリックしても飛べないので、変なページだなと思ってすぐ
 閉じてしまいそうである。
  更に「HELP」が非常に見つけづらく、しかも基本は分かっている
 人向けのごく簡単な内容である。利用対象者を限定しているのだと
 は思うが、でもせっかくこんなすごく面白いサイトなのに勿体無い。
 「初めてお越しの方へ」ボタンを作ってわかりやすく説明する画面が
 展開すればもっと便利なサイトになるだろう。

◆検索機能の印象◆
(1)検索窓に文章を入れた場合
  思い浮かんだ事を何でも文章として投げられるので非常に面白い。
  更に、結構的確に本を紹介してくれることが多い。まったく知らない
 本を色んなジャンルの検索エンジンから紹介、多数の類書を一気に
 検索できて有り難い。
  例えば、「寒いから暖かい鍋が食べたい」という文章では、求めて
 いるイメージ通りの回答であったが、「寒いからトイレが近くて困る」
 という文章では犬や子供の排便しつけの回答が頻出し、面白かった
 もののイメージ通りの本は少なかった。
  入力者に一定のスキルと入力方法の工夫が求められると思う。

(2)検索窓に書名を入れた場合
   『これからホームページをつくる研究者のために』と入力したところ、
 デフォルト設定では見つからなかった。「新刊じんぼう」と「明治大学
 図書館」にチェックを入れると見つかったので、多少、入力者の操作
 スキルが求められるだろう。
   また、『こころ』と入力した場合は、予想通り精神・心理学の本が
 頻出したが、このサイトを使う入力者なら恐らく「こころ_夏目漱石」位
 は入力しそうなので、目的の本はすぐ見つけられるのかも知れない。

所蔵重視から脱却するOPAC 

ライブラリー・アカデミーの課題1として、
所蔵重視からの脱却する試みをしているOPACのなかから、
「杉並区立図書館」のOPACを試用してみました 。
https://www.library.city.suginami.tokyo.jp/TOSHOW/index.as


◆トップ画面の印象◆

 ◎入力画面の良い面・悪い面
  すっきりとして落ち着いた画面構成には好感が持てる。検索窓は、
 一般の方が使い慣れた検索エンジンに類似しており、ボタンも「検索」
 「リセット」のみなので、とても分かりやすく使いやすい。
  しかし、赤文字で「書名・著者名でらくらく検索」と書いてあるのみな
 ので、使い慣れない方にとっては分かり辛いのではないだろうか。

◆詳細検索画面の印象◆

 ◎ ごく一般的な検索画面だと思う。最下部までスクロールすると「操作
  手順説明」「検索条件説明」「予約とリクエスト」の説明が表示され親切
  である。しかしここまでスクロールしない人も多いと思われるので、上部
  に各説明ボタンが大きく付いている方が分かりやすいかもしれない。

◆検索機能の印象◆

 検索文献:『これからホームページをつくる研究者のために』
  岡本真、2006、築地書館


(1)書名表示
  ヒットした結果表示は見やすく、並替ボタン、表示件数表示も分かり
 やすい。しかし、「詳細を見るには書名をクリック」という説明がないので、
 使い慣れない方は詳細が見られないのではないだろうか。

(2)詳細表示
  ごく一般的な雰囲気で、書誌情報のほか図書内容紹介と著者紹介
 がある。これは神戸市図書館情報ネットワークと同じだが、一番最後に
 付け足してある感と、見た目の印象から、神戸市より分かり辛く感じた。
  また、最近のOPACでは著者名部分をクリックすると同著者の他著書
 が表示されるものも多いが、その機能が無いのは非常に残念である。

(3)セットで予約ボタン
  最初は、シリーズ全巻を選択して予約してくれるボタンかと思ったが、
 いわゆる「カートに入れる」機能であった。もちろんこれも便利だが、シ
 リーズ全巻自動予約ボタンがあったらすごく嬉しいと思う。

検索文献:「ビジネスマン」と書名に入っている図書

(1)図書名表示
  396件ヒット。1ページに25件表示されるが画面は結構見やすい。
 52件目が所蔵の無い本だったが、赤文字で表示されるので、他の本
 とは違うことはすぐ分かる。
  しかし、それが未所蔵であることは書名欄の最後部とページ最下部
 に書いてあるだけなので、上部に目立つように表示してあるとなお良い。

(2)未所蔵図書の詳細表示
 「この本は、現在、杉並区立図書館に所蔵していません。
 ご用意できない場合がありますので、あらかじめご了承ください」

 赤文字表示されており分かりやすい。また、詳細表示も見られるので、
 その分野の様々な図書に縁するチャンスが増えるのは非常に嬉しい。
  ただ、岡本さんが話されていたように、未所蔵の場合「近隣図書館で
 検索する」ボタンがあるとなお良いと思う。

検索文献:検索文献:『こころ』夏目漱石

 ◎ 「検索対象資料が多い為、条件を絞り込んで再度検索してください」
  と表示される。不要な情報が何百件も表示されるより、この方式の方が
  分かりやすく親切かもしれない。

書誌中心を越える試みのOPAC 

ライブラリー・アカデミーの課題1として、
書誌中心を越える試みをしているOPACのなかから、
「神戸市図書館情報ネットワーク 蔵書検索システム」
https://www.lib.city.kobe.jp/  を試用してみました 。


◆トップ画面の印象◆

(1)入力画面の良い面・悪い面  
   いきなり検索条件入力画面で、構成も画面自体もシンプルなので、
 誰にでも分かりやすい。見栄えとしてはひと昔前風なのでイマイチだが、
 凝ったデザインが見辛さを招くよりは良いかもしれない。

(2)画面構成が旧方式
  講義中に岡本さんが話されていた「昔ながらの入力枠だらけの画面
 は分かり辛い」「”件名”が何のことか一般の人には不明」といった部分
 をきちんと(笑)踏襲している。
  図書館員なので使い辛さを一からは実感できないが、「タイトル・書名」
 枠、「著者名・編集者名」枠だけ残し、詳細選択ボタンに隠してはどうか。

 ⇒⇒と思ったら、簡易検索ボタンを発見!押すと「フリーワード」枠のみ
    になり、一般の方が使い慣れている検索エンジンに近い。こちらを
    トップにしては?ただ結果表示までにかなり時間がかかってしまう。

(3)検索方法ヘルプが「大学用」「公共用」に分かれている
   サービス提供方法が違うので当然といえば当然だが、自分が見るべき
 所がどこか一目で分かるのは有り難い。しかし、ヘルプボタンなのでもっと
 目立つように置くとより良いのでは。

◆検索機能の印象◆

◎検索文献:『これからホームページをつくる研究者のために』
         岡本真、2006、築地書館


(1)図書名表示が分かりやすい
    岡本さんが講義で話されていたが「予約したい図書や、所在確認したい
  図書の青色の部分をおしてください」という一言で操作性が高まっている。

(2)表紙画像が表示される
    表紙画像があればイメージとして非常に分かりやすく、書架で手に
  取った時もこれとすぐ分かる。「ジャケ買い」という言葉があるが、この
  検索画面なら「表紙予約」がしたくなるかも。

(3)内容容紹介と著者紹介あり
    一般的なOPACでも簡易な内容紹介はあるが、著者紹介は珍しく、
  本を選ぶ際とても参考になる。また著者をキーワードにした類書検索が
  しやすい。

(4)カートに入れるボタンがある
   利用登録者しか使えないが、一般の買物サイトと同じカートボタン
  だろう。いちいちその場で判断しなくても、気になる本を保留しておける
  のは、非常に便利で使い勝手が良いと思う。

◎検索文献:『こころ』夏目漱石

(1)情報精度
   何も絞込みせず、1番から順に探してみたが、あまりの情報量の
  多さに 50件×12ページでギブアップしてしまった。途中で見逃した
  かもしれないが、もう1回最初に戻るのはカンベントいった気分である。
   ちなみにGoogleで1番目にヒットしたのは、青空文庫の夏目漱石著
  『こころ』であった。ランキング処理の必要性を痛感した。

(2)図書名表示
    最低表示冊数が50件からだが、文字も小さく、行間も狭く、非常に
  見辛い。高齢者や短気な人はページ最下部の並べ替ボタンを見つけ
  る前に、諦めてしまいそうである。
   もっと大きく表示できるよう改善できないだろうか。  


第3回講義まとめ(2) 

◆現在のOPAC    
   問題点山積み。欠点を挙げればキリが無い。
   岡本さんが以前『現代の図書館』に寄稿した際、
   OPACの問題点を挙げたら50項目以上になり、
   書ききれないので最低限の30項目に絞ったほど。
    
◆「利用者の目から見た図書館の目録
    ―評価する点,改善すべき点,期待する点」 岡本 真
  
   『現代の図書館』 41-4号、2003年12月刊行 
   http://wwwsoc.nii.ac.jp/jla/publish/bindex.html

◆検索実習
  (1)受講者の勤務館HPから蔵書検索をしてみる。
     『これからホームページを作る研究者のために』
     『こころ』 『モモ』 の3冊を探すのが課題。
   →結果
    ◎未所蔵の場合「ありません」と表示されるだけで、
      横断検索へのリンク等が無い。
    ◎不要な沢山の情報に邪魔され、なかなか探せない。
      検索エンジンならすぐ出る→情報ランク付けの必要性あり!

  (2)「OPACを公開している公共図書館の割合」の情報を探す
  →結果
    日本図書館協会HPの参考資料を元に計算すると約78%
    http://www.jla.or.jp/index.html

◆OPACの課題
   ・検索制度の低さ  ・使い勝手の悪さ
   ・書誌中心の構成  ・所蔵中心の設計
              ↓
   現場である図書館がベンダーに改善要求しなければ
   決して直らない!民間の営利団体であるベンダーは
   公共機関という大口顧客を失う事は何としても避けたい。
   上手に強く要求すれば、きっと改善してくれるはず。

◆OPACの改善
   (1)改善例
     ◎「近隣の図書館を検索する」ボタン設置
     ◎ランキングトップから表示できる機能導入
   (2)参考システム
     ◎「想イマジンサーチ」→新書マップあり
     ◎「未踏」ソフトウェア→Project Shizuku

◆次世代OPAC導入のメリット
  「足並みを揃える」ことが大好きな自治体運営にあって、  
  先進的取組みを1つでも行うと、住民、行政内部、議会、
  他自治体への強力なアピール&好感度アップとなる!
  予算も増え、図書館の地位向上が図れるに違いない!!

第3回講義まとめ(1) 

改めまして、
皆さま今年もよろしくお願いします☆★☆


注目のテーマ

 (1)Twitter 
    ・・・ いま自分の思いついた事を、何でもいいから
       不特定多数の皆につぶやける面白い場所!
       http://twitter.com/

 (2)Esquire
    ・・・ 2009.2月号は本棚特集とのこと。
       当区所蔵分は全て貸出中なので、さっそく予約。
        岡本さんはもっと図書館が載って居るべきでは?
        とのご意見・・・確かにその通り。
        http://www.esquire.co.jp/
 
 (3)ブログで情報発信
    ・・・ 講義中に渡辺さんのブログで知ったEsquireの件。
       こういう情報を発信するのってすごくいいな!
       と、とても勉強になりました。
        http://blog.goo.ne.jp/nahhmorg/   
 
 (4)幅充孝氏
    ・・・ ブックデザイナー。情熱大陸でも特集された話題の人。
        ジャンルや一般的図書分類に囚われず、分かりやすく
        面白い本の並べ方を提案するお仕事。
        私達もNDCに囚われずもっと工夫できないかしら??
        http://www.mbs.jp/jounetsu/2008/10_19.shtml

 (5)国立国会図書館 公開講演会
   ・・・ 「目録の現在とこれから-目録の危機の時代からの展望」
       2/5(木) 13~17時 東京本館・新館講堂
   http://www.ndl.go.jp/jp/service/event/bib_lecture.html
 
  (6)紙の博物館図書室
   ・・・ 司書として、例えワンパーソンでも
       これだけのことが出来る好例 としての紹介。
       やっぱり仕事は「誰かが」でなく「自分が」の一念ですね。
       お客様に喜ばれるサービスを提供するには、どうすべきか。
       日常業務に流されず、おざなりにならず、行きたいです。
       http://www.papermuseum.jp/tosho.htm           

工夫あるOPAC! 

ライブラリーアカデミー講師、
岡本さんのブログを読みました。
http://d.hatena.ne.jp/arg/20090104/1231074244

ここでは「工夫あるOPAC」として、
様々な大学図書館・公共図書館のOPACが
紹介されています。

書映、読者コメントの表示は図書を選ぶ際の
一助になりますね。
青空文庫へのリンクも利用者にはありがたいです。

公立図書館ながら、anazonアフィリエイトを導入した
日進市立図書館の英断にはビックリでした。
もちろん公立図書館にとってお客様の利便性向上は
重要な目標ですが、よくOK出たな~と思います。

創価大学中央図書館は、画面の見辛さが難点ですが、
書映表示と目次へのリンクはとても便利ですね。
でもそれより何より、OPACの図書詳細画面上から、
自宅配本サービスが申込めるのに驚きました!!
宅急便で帰省先に本が届くなんて何と便利な。

わが某公立図書館も5年後に控えた
新中央図書館オープンに向けて、どんなOPACを
構築していくか、すごく考えさせられるブログでした。
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